でっきぶらし(News Paper)

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252号(2020年02月)7ページ

スポットガイド チンパンジー

 11月17日(日)13:30~スポットガイド「チンパンジー」を実施しました。
 朝方の寒さも緩み、日中ポカポカ陽気になり、ガイドの時間帯になると多くの方が足を止めてガイドに耳を傾けてくれたため盛大に実施することができました。

 はじめにチンパンジー達が現在野生下でどのような状況に置かれているか説明し、その直面している課題を克服していくために私たち人間や動物園に出来ることはとても重要であることを説明しました。

 また、強固な体や力の強さ、とても人間に近い存在で高い知能を兼ね備えていること、道具を使用したりもすること、コミュニケーション能力に優れ、自分の気持ちを声や顔の表情で伝えていることを紹介しました。総称して類人猿と言われ、チンパンジー以外にも類人猿がいることを紹介し、サルの仲間だけど別に分類されていることも説明しました。サルにはあるはずの尻尾が類人猿にはないことを説明すると納得していただけました。さらに野生での暮らし方や食生活、動物園では何を与えているのかをパネルを使って説明しました。今までの飼育での苦労話、人工保育経験などを伝え本当に人間に近い存在であることを再認識してもらいました。

 最後に、現在人工哺育中の「げんき」の近況報告をさせていただき、好物のバナナとヨーグルトを与え間近で見てもらいました。今回初めてオレンジジュースを飲ませてみましたが、美味しそうに飲み干しました。何人かの方から今後のげんき君の動向を心配して励ましの言葉を頂きました。ありがとうございました。


(佐野彰彦)

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