でっきぶらし(News Paper)

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259号(2021年04月)1ページ

ワラビーの赤ちゃんが生まれました!

 昨年12月18日と今年1月12日、ベネットアカクビワラビーの赤ちゃんが誕生しました。現在(2月中旬)はほとんどをお母さんの袋の中で過ごし、たまに顔や足を外に出す程度ですが、皆さんがこの記事を読んでいる時には、元気に外を歩き回る姿が見られるかもしれません。ところで最初に書いた赤ちゃんが生まれた日付ですが、正確には「誕生日」ではありません。ワラビーを含む有袋類の仲間の多くは、豆粒ほどの大きさで生まれてきます。生まれた後は、えっさえっさとお母さんのお腹の袋に向かってよじ登り、袋の中でお乳を飲んで大きくなります。そして半年ほど経って、やっと袋の外に顔を出します。ここでようやく我々は赤ちゃんがいることをはっきりと確認でき、この日を初認日と言います。つまり本当の誕生日は約半年前ということになるのです。なんとも不思議ですよね。

そんな不思議な誕生日を持つワラビーの赤ちゃんは現在すくすくと成長しています。ぜひ会いに来てくださいね。

    
(藤森 圭太郎 リカルド)

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