でっきぶらし(News Paper)

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259号(2021年04月)1ページ

●ワラビーの赤ちゃんが生まれました! ●アビシニアコロブスの 赤ちゃんが生まれました!

昨年12月18日と今年1月12日、ベネットアカクビワラビーの赤ちゃんが誕生しました。現在(2月中旬)はほとんどをお母さんの袋の中で過ごし、たまに顔や足を外に出す程度ですが、皆さんがこの記事を読んでいる時には、元気に外を歩き回る姿が見られるかもしれません。ところで最初に書いた赤ちゃんが生まれた日付ですが、正確には「誕生日」ではありません。ワラビーを含む有袋類の仲間の多くは、豆粒ほどの大きさで生まれてきます。生まれた後は、えっさえっさとお母さんのお腹の袋に向かってよじ登り、袋の中でお乳を飲んで大きくなります。そして半年ほど経って、やっと袋の外に顔を出します。ここでようやく我々は赤ちゃんがいることをはっきりと確認でき、この日を初認日と言います。つまり本当の誕生日は約半年前ということになるのです。なんとも不思議ですよね。
そんな不思議な誕生日を持つワラビーの赤ちゃんは現在すくすくと成長しています。ぜひ会いに来てくださいね.



1月15日、中型サル舎で飼育しているアビシニアコロブスに赤ちゃんが誕生しました。父親ロンと母親クレイオの間に仔が産まれたのは2018年11月11日の第1仔(ピン・オス)誕生以来で、当園では2度目の繁殖です。
母親のクレイオは赤ちゃんをしっかり抱きしめ、場合によっては来園者から見えないように隠してしまうこともあります。ですが徐々に赤ちゃんも動くようになってきており、じっと見ていれば、かわいらしい赤ちゃんに出会えると思います。ちなみに赤ちゃんは真っ白な毛で覆われており、生後3か月ほどで親と同じような白黒模様に徐々に変化していきます。
さて家族が増え、4頭仲良く暮らしているアビシニアコロブスですが、どうもこの状況が面白くないのが1頭。…そう、兄のピンです。赤ちゃんが生まれ、今まで母親のクレイオにべったりだったのが、そうもいかなくなりました。相手をしてもらえなくなったピンは赤ちゃんを抱くクレイオの背中にとび蹴りをしたり、赤ちゃんにちょっかいをかけたり…。
クレイオに怒られてもちょっとやめては、またちょっかいの繰り返し。人間の子供でも同じようなことがあるので「上の子あるある」なのかもしれません(笑)
ところが赤ちゃんが生まれて2週間ほどするとそんなピンにも変化が。赤ちゃんの手を優しく握ったり、自分の頭や尾を差し出し、赤ちゃんに自由に触れて遊ばせるなど、お兄ちゃんらしい行動が見られるようになりました。ちなみに父親のロンはあまり積極的には育児に参加しないものの、一歩引いて家族を見守っている感じです。
しっかり者の母クレイオと、のんびりマイペースな父ロン、そしてこの1か月で心が大きく成長した兄ピンに囲まれて、赤ちゃんはすくすく成長しています。 
    
(藤森 圭太郎 リカルド)

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