8月22日、チンパンジーのコニーが死亡しました。本当に突然の出来事で、朝はいつも通りの様子でしたが、昼頃から持病のてんかん発作が連続して起こり、動けなくなってしまいました。できる治療を必死にしましたが、残念ながら夕方に死亡が確認されました。

　コニーは本当に穏やかな性格で、息子のげんきが骨折により人工哺育になり、取り上げた時も飼育員を怒る様子はなく、骨折が治ってからコニーに戻すときもすぐに受け入れてくれました。げんきがなかなかコニーを受け入れてくれないときも穏やかに待ってくれる、本当に良い母親でした。

　れんげ、げんきという娘と息子と暮らしたコニーですが、実は2頭を出産する前に男の子を出産していました。しかしその子は幼くして事故で死亡してしまいました。きっとコニーは、天国でその子と一緒にれんげとげんきを温かく見守ってくれていると思います。コニーありがとう。安らかに眠ってね。

井上　志保