でっきぶらし(News Paper)

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117号(1997年05月)2ページ

こんにちは 赤ちゃん

 近年、園内の動物たちが年をとったり、繁殖制限(増えても、収容場所がないために人為的に避妊)を余儀なくされているせいでしょうか、「ベビーラッシュ」という言葉が使えずに寂しい思いをしています。
 そんな中、116号でお知らせしたように、5月6、10日にワライカワセミが孵化しました。2羽順調に成育して6月8日(孵化後34日目)に巣立ちしました。2羽ともほぼ親鳥と同じ大きさになっていました。巣立ち後、親鳥はドジョウやマウスをくわえ、ヒナに餌の採り方を教えたり、なき方をヒナに教えているようです。
 フライングケージでは、キジバト、ツクシガモ、ショウジョウトキなどが孵化しています。6月に珍しく2つも台風が到来したのですが、ヒナたちは何とか乗り越えてくれ、担当者もほっとしています。
 中型サル舎でもニホンザルが6月19日に生まれ、にぎやかになっています。2年前に生まれた長男は、自分の大切なおかあさんの胸のところに変なものがいるとばかりに怯え、出産した2、3日は入舎に手間取りましたが、その後はどうにか彼も納得してくれたようで、ほのぼのとした家族の姿がそこに見られています。

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