でっきぶらし(News Paper)

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140号(2001年03月)1ページ

お嫁さん来園でにぎわう動物園

《若いタンチョウのお嫁入り》

 昨年2月14日肋骨骨折でメスのタンチョウが死亡し、以来ずっと独りぼっちだったのオスのところに、この度縁あって、伊豆アンディーランドより3月30日にメスがお嫁入りで来園しました。
 現在のオスは上野動物園で誕生し、3才と8ヶ月で日本平動物園に来園しました。そして今年の6月3日で20才(ちょうど今年成鳥式です?)今度来園したメスはとても若く当年とって6才という若いお嫁さんす。オスもさぞかし満足していることと思います。 2羽とも10日程で意気投合し、今では新告カ活を満喫しているようです。
 タンチョウは全国的に飼育羽数が多いため、今まで当園でも繁殖を制限していましたが、今度のカップルには3年間の繁殖が許されています。
 来年の春頃にはかわいいタンチョウのヒナが見れるかもしれません。楽しみですネ。

《 オランウータン・ジュリーのお嫁さん来園 》

 昭和58年横浜野毛山動物園生まれのボルネオオランウータン(ベリー)メスが平成12年11月3日に亡くなり、昭和57年当園生まれの(ジュン)オスが1頭になってしまい日々とても寂しそうでした。そこで何とか新しいお嫁さんをと探していたところ、東京都多摩動物公園のご好意でお嫁さんとして出してもいい個体がいるとの連絡をもらい、早速借り受けることとなりました。オランウータンは国内でのその数が少なく、また高齢化も進みとても希少な動物種です。
 4月23日に来園したメス(ジュリー)は昭和40年生まれの35才と、国内のオランウータンではちょっとした熟年になります。
 前妻のベリーが亡くなってからオスのジュンは食事も1人、遊ぶのも1人と毎日とても退屈なようでした。一方来園したジュリーの性格はとても頑固で負けず嫌いのようです。来園したときは、軽い食事もしてよしよしと一同思いきや、その日以来部屋の環境と雰囲気になかなか馴染もうとせず、寝室の天井にしがみついたまま数日間、自己主張を続けました。やがて一週間が過ぎようとした頃、疲れと手足のしびれも限界となったらしく、床に降りてきました。 食事は担当者の姿が見えない間にしっかりと食べてくれました。
 詳細は担当者が後述してくれます。

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