“Wao”ではなくて“輪尾”
ワオキツネザル
哺乳綱 霊長目 キツネザル科
日本平動物園では
小型サル舎で3頭を飼育展示しています。
♂ポパイ 1992年2月21日生まれ(1994年1月13日高知県のいち動物公園より来園)
♀オリーブ 2005年3月9日生まれ(2012年3月19日いしかわ動物園より来園)
♀チーズ 2016年2月17日当園生まれ(父:ポパイ 母:オリーブ)
隣にいるエリマキキツネザルが鳴きだすと、合わせてネコのような声で鳴きます。
一般的には
生息地 マダガスカル島南部
食べ物 (野 生)果物、花、木の葉など
(動物園)キャベツ、煮ニンジン、煮サツマイモ、トマト、小松菜、茹でた大豆、
リンゴ、オレンジ、木の葉、サルペレットなど
大きさ 全長42.5cm 体重3~3.5kg 尾長60cm
寿 命 約27年
形 態 尾は白と黒の帯が交互に輪をなしているため、ワオ(輪尾)キツネザルと呼ばれます。
生まれたばかりの赤ちゃんも、親と同じ模様で生まれてきます。
手首や胸に特殊な分泌腺があり、オスでよく発達しています。
生 態 キツネザルの中ではもっとも地上性が強いと言われ、よく地面に降ります。
日光が当たると、地面や木の上で日光浴を行います。
1度に1~2頭の赤ちゃんを産みます。
赤ちゃんは自力で母親のお腹につかまり、生後2~3週間で背中にも乗るようになります。
生後1か月半ほどで少しずつ母親から離れて動き始め、
大人が食べているエサにも興味を示すようになります。
手首の分泌液を尾や木の枝にこすりつけ、
オス同士の順位を決めたり、自分の魅力をメスにアピールしたりします。
飼育日誌より
2023.03.23
ワオキツネザル ポパイ(♂)オリーブ(♀)チーズ(♀)本日は寒い上に雨が降っていたためか、寝室のヒーターの下で3頭固まって暖まっていた。
2022.05.10
ワオキツネザル ポパイ(♂)おやつのリンゴを持って入ると長靴に臭腺をこすりつけにくる。
2022.05.03
ワオキツネザル ポパイ(♂)オリーブ(♀)チーズ(♀)クヌギの葉を与えると3頭ともよく食べる。
2021.02.07
ワオキツネザル ポパイ(♂)オリーブ(♀)ポパイ、体重測定する。ボディタッチもする。少し嫌がる。オリーブ、体重測定する。秤からすぐに飛ぶ。
2020.08.29
ワオキツネザル ポパイ(♂)体重測定実施。測定後、体重計から降りてリンゴをもらい、なぜかもう一度体重計に乗って食べる。
でっきぶらしより
- 2010/08 195号 ≪実習だより≫動物園研修を終えて
- 2006/12 173号 【次世代へ命をつなぐ】 「ワオキツネザル編」
- 1992/11 90号 サルのケンカ【ワオキツネザル・子殺しの裏】
- 1991/11 84号 さるの話題を追って【エリマキキツネザルの繁殖】
- 1987/03 56号 動物の食べ物 第六回【キツネザル(お化けザル)】
- 1986/05 51号 動物園の一年(後編)◎三月 春の兆しを示す出産、小獣舎完成他
- 1986/05 51号 動物病院だより
- 1985/10 47号 良母愚母 第8回 ◎ワオキツネザル(かつての悲劇もウソのよう)
- 1985/06 45号 キツネザル
- 1984/06 39号 昭和58年度 動物園の1年 総括編