2018.03.30
【施設】オオアリクイ舎の改良修繕が完了しました!
全国のオオアリクイの種別計画管理を行う当園としては、
もっとオオアリクイに注目してもらいたいという気持ちを形にするため、
オオアリクイ舎の改良修繕を行いました!
3つの改良ポイントにより、オオアリクイがより近く、より見やすい、展示方法に変わりました。
(今までは…)
堀の先のフェンス越しにオオアリクイを見るような施設であったため、
お客様はかなり遠くからオオアリクイを観察する状態でした。
改良のポイント① 堀に橋が架かり近くなりました!
動物とお客様の間にある堀に橋を架け、今までより3m以上近くか
ら、目の前でオオアリクイを観察できるようになりました。
改良のポイント② 柵からガラスに変わり見やすくなりました!
フェンスの一部を強化ガラス(幅6m×高さ1.5m)にすることで、
足元から尾の先まで、オオアリクイの全身を観察できます。
改良のポイント③ エサやり用小窓が付いて採食観察できます!
強化ガラスに直径10 ㎝の小窓を設け、この穴から長い舌を使って
採食する風景を観察することができるようになりました。
※環境の変化に慣れるよう特にエサやりについては、トレーニング
が必要となっています。リニューアル公開後、イベント時に採食観
察ができるようトレーニングを重ねていく予定です。
*種別計画管理について
公益社団法人日本動物園水族館協会では、野生動物を次の世代に伝えていくために国内で
飼育されている希少動物の中から血統登録を行う種を定め、担当する管理者を全国の動物
園・水族館から任命しています。
管理者は全国の動物園・水族館と協力しながら繁殖による飼育展示動物の維持、繁殖した動
物による野生群の回復、調査研究とその発表などに取り組んでいます。
当園は、「オオアリクイ」と「レッサーパンダ」の管理者がいます。
オオアリクイは全国の動物園のうち、5園13頭しか飼育されていない種であり(2017 年
1月末現在)、世界でも飼育数は、世界でも飼育数が少ない動物です。世界的にも種の保存
が課題の一つであり、当園は今後も積極的に保存活動を行っていきます。