111号(1996年05月)3ページ
ナマケグマのメス 仲間入り
4月19日、横浜市野毛山動物園よりナマケグマのメスが来園しました。
まずは動物病院において検疫をすることにしたのですが、あまりの大きさにびっくり!当園にいる個体の約2倍、152kgの体重があり、検疫室の一部屋がやたら狭く気の毒になってしまいました。
そうはいっても、検査のために入ってもらうしかありません。少々の間しんぼうしてもらうことにしました。
そこで彼女に与えられたまず一つの課題は、ダイエットに挑戦してもらうことでした。
検疫期間中、少しずつ餌を減らし様子を観察しました。
5月15日、無事検疫が終了し、クマ舎へ移動することにしました。その時の体重は140kg、1ヶ月間で10kgの減量に成功しました。
クマ舎では、他のオス1頭、メス1頭とうまくいくかが問題です。まずはオスとのオリ越し見合いを始め、1ヶ月後に同居に唐ン切りました。
こちらの心配をよそにオス、メスの仲はとてもよく、かえって今までいたメスがはじき出される始末!
さあ、もうちょっとスリムになって、赤ちゃん誕生を待っていまーす。