115号(1997年01月)3ページ
猛獣脱出訓練 実施
昨年にひき続き、今年も2月19日に猛獣脱出訓練が行なわれました。今回は突風で倒れた木を、クマが登って脱出したとの想定で実施されました。
担当者からクマが脱出したとの一報が管理事務所に入り、訓練が始まりました。
直ちに対策本部が設置され、静岡南署猟友会、動物指導センターへその旨通報し、出勤依頼をしました。
それと同時に来園者の避難誘導が行なわれ、捕獲班は各自決められた所に行き、安全を確認しながら、フェンスの閉鎖、捕獣網による遮断、クマの行動範囲を狭め、監視を続けました。
射撃班は、麻酔の準備をして車で遮断地域に入り、クマに麻酔獣を発射しました。射撃班はクマが動かないのを確認後、捕獲班に連絡し、直ちに捕獲班が捕獲網でクマを包み、寝室へ収容して無事訓練は終りました。
関係者の皆様、来園者の皆様ご協力ありがとうございました。今後とも獣舎の点検、施錠の確認に努めたいと思います。