でっきぶらし(News Paper)

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子育てあれこれ

 ヨチヨチ歩きがユーモラスなペンギンはとても人気のある動物です。当園で飼育されているペンギンは、フンボルトペンギンといい比較的暑さに強いペンギンです。
 暑さに強いといってもやはり生き生きしているのは、今の時期です。まずはオスの巣穴獲得争いが始まります。そしてペアになったメスがその巣穴を気に入ってくれたらOKです。  日間オス、メス交代で卵を温め続けた後、普通2羽のヒナが誕生します。今回は昨年11月10日に第2巣で産卵が見られ、続いて31日に第7巣で産卵が見られ、12月15日に今シーズン最初のヒナが誕生しました。その後1月9、11日と、ペンギン池もにぎやかになっていきました。 
 ところが、12月15日に孵化したヒナの母親が1月28日に急死してしまったのです。ペンギンは餌を吐き戻しヒナに与え大きくしてゆくので、父親1羽で2羽のヒナを育てるわけにもいきません。そこで担当者が親代わりになって育てていくことにしました。途中からの人工育雛でもヒナ達の順応は早く、動物病院で順調に成育しています。
 続いては3月6日、チンパンジーのメス「ピーチ」に待望の赤ちゃんが誕生しました。ピーチは当園生まれのメスですから、これでようやく3代目誕生となったわけです。
 彼女はパンジーの子として親元で大きくなったので、何とか自分で子育てをしてほしいと皆願いました。 
 3月6日朝、ピーチが胸に赤ちゃんを抱いていてくれました。「やった!えらい」と。しかし、その後腹の下の方に子がいってしまい、肝心な乳はピーチ自身で吸ってしまう始末。生後33時間後、大事をとって人工哺育に切り替えました。子はメス、体重は1710gでした。名前は「レーナ」です。よろしくネ!

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