122号(1998年03月)1ページ
久しぶりにベビーラッシュ
春は、草花が芽吹き自然が生き生きと見える季節です。当園は今年で開園29周年を迎え、開園当時からの動物たちが姿を消し、新しいメンバーが加わってきています。
そんな中、今年は久しぶりにベビーラッシュとなっています。まずは、チンパンジーのピーチとヨシミに待望の赤ちゃんが生まれました。
今から5年前オスのポコとメスのデイジーが相次いで死亡してしまったため、新たにオス1頭、メス2頭を入れ再出発しました。
そして当園生まれのピーチは3月6日に、そして新しくメンバーになったヨシミは4月12日に無事メスを出産しました。
残念ながらピーチの子は人工哺育となってしまいましたが、「レーナ」と命名し順調に大きくなっています。一方ヨシミは、最初こそ不安そうでしたが、その後落ち着いて子育てをしてくれています。こちらは「オリーヴ」と命名しました。2頭の成長状況を見守ってください。
続いて3月21日、夜行性動物館で飼育しているブチクスクスのメスの育児嚢より赤ちゃんが顔を出しているのを、担当者が確認しました。ブチクスクスはパプアニューギニアより親善大使として3年前に来園し、今回で2回目の繁殖となりました。赤ちゃんは、時々袋から出てひとりで歩きまわっていますので、暗闇の中でじっと枝伝いに姿を捜してみてくださいね!
さらにカピバラにも4月18日に2頭の赤ちゃんが誕生しました。カピバラは伊豆のシャボテン公園でも飼育されていて、冬に温泉にゆったりと入っている姿、ご覧になったことがあるかと思います。お母さんと子供は、グイ、ピーと鳴き交わしながら、自分の位置を知らせ確認しあっています。
その他、フンボルトペンギン、オオハナインコ、クロミミマーモセット、バーバリシープ等に赤ちゃんが誕生し、園内はにぎやかになっています。