123号(1998年05月)2ページ
カリフォルニアアシカ久しぶりに繁殖
正門をくぐり、フラミンゴ池を前に順路と反対に右側に進むと、まずはペンギン池、続いてアシカ池があります。
この池で飼育されているオスの「グリアン」とメスの「ミディ」の間に6月9日、待望の赤ちゃんが生まれました。
当園では、開園当初からアシカを飼育してきましたが、繁殖に貢献していてくれたメスの「ジュン」が平成4年1月に死亡、その後オスの「ボス」、メスの「チビ」が相次いで死亡してしまい、新しいペアでの再出発となったわけです。
オスの「グリアン」は平成8年に鴨川シーワールドから繁殖を目的に借用しているので、これでようやく目的達成となりました。
メスの「ミディ」にとっても初めての経験でしたが、いたって冷静!
最初、臍帯を切ることはしてくれませんでしたが、子供が乳を飲みやすいように自分の身体の位置を変えてくれ、堂に入ったものでした。
また、1週間後に子の体重測定をしても、別にじゃまをするでもなく落ち着き浮チた様子は、もうベテランママといった貫禄さえうかがえました。
子はオスで「バジル」と命名しました。体重も8.7kgあり、とても元気な子供です。もうしっかり泳ぎまわっていますから、数?見に来てくださいネ!