でっきぶらし(News Paper)

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日本平動物園リニューアル

 市制80周年を記念して、日本平動物園は昭和44年8月1日にオープンしました。
 あれから29年の月日が流れ、動物園を取り巻く社会環境は大きく変化しました。そこで、当園では遊びを通じて緑豊かな環境を利用した自然とのふれあいの中で、心の安らぎと潤い、文化的な体験学習を目的とした新しい動物園づくりを進めるため、子供から高齢者までを対象としたレクリエーション機能の充実につとめるとともに、市民の環境に対する意識の高まりの中で、郷土の動物を中心とした野生動物の保護、繁殖や自然に対する理解を深める環境教育の場として、「教育機能」を充実させ、人と動物と自然が調和し、共生する交流空間として、また人の集まる動物園として、市民はもとより近隣のより多くの人々が何度も利用したくなるような動物園づくりを行なっていきたいと思います。 
 整備期間は、前期を平成11年度から15年度、後期を16年度から22年度とし、リニューアルしていく予定です。
 この計画では、学習、文化、レクリエーション活動や環境教育活動の拠点として、
?@市内のレクリエーション資源のネットワーク拠点
?A自然とふれあう学習体験機能の充実
?B幅広い年齢層に対応した活動施設の導入
?C自然保護活動の推進と環境教育の充実
?D自然をテーマにした情報発信の展開
の5つを基本方針としています。
 具体的には園内を4つのゾーンに分けて検討しています。
1.エントランスゾーン(動物園の導入部)
  駐車場、管理施設、入口広場等
2.動物展示ゾーン
  動物展示では、下記のようなエリアに分け各動物の生息地を出来るだけ再現し、臨場感が味わえるよう、目の前に障害物のない無柵方式や水中展示などを盛り込んでいく計画です。 
  *サル類のエリア
  *猛獣類のエリア
  *草食類のエリア
  *鳥類のエリア
  *郷土の動物エリア
  *子供動物園エリア
  *夜行性、爬虫類のエリア
  *ズーストック種のエリア
3.遊び・ピクニックゾーン
  *遊園地エリア
  *山頂の遊園地エリア
  *レストランエリア
  *芝生広場エリア
4.自然体験ゾーン
  *自然体験エリア
 
 当園の周りは樹木が多く、四季折々の草花が咲き、いろいろな種類の野鳥が見られ、季節の移り変わりを肌で味わうことができます。こうした自然を大切にして、調和のとれた動物園づくりを行なってゆきたいと思います。

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