149号(2002年09月)1ページ
カリフォルニアアシカの子 只今、離乳に向け特訓中
アシカ池では、お父さんの「グリアン」とお母さんの「ミディ」、そして今年の6月11日に生まれた「ワールド」の3頭で生活しています。
アシカはご存知のように魚が主食で生活しています。そして子供はお母さんからお乳をもらって大きくなっていくわけですが、いつまでもと言うわけにはいきません。
そこで、魚への切り替えとなっていくわけですが、「さあ、これが餌だよ」と直ぐに魚を食べてくれるわけではありません。
まず、アシカの好奇心旺盛なところを利用して、子供が一頭で泳いでいるところを見計らって、生きた金魚やコイを入れてみるのです。「あれ、なんだ?」と魚を見つけ、追いかけっこが始まります。そのうちくわえては、放り投げと言った遊びが始まります。そんなことを繰り返しているうちに、ある時、ゴックン!「あっ、うまい!」こうなったら、しめたものです。そのうちにアジ、サバとメニューを変えていき、めでたく離乳となっていきます。
今まで突然の育児放棄をしたミディでしたが、 今回は何とかお母さんをやってくれています。お母さんの乳の出は年明け頃から減っていくと思いますので、何とかそれまでに餌付け出来ますように・・