でっきぶらし(News Paper)

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イベント盛りだくさんの夏も過ぎ、涼しくなりました

 グランドオープン後はじめての夏を迎えた日本平動物園では、たくさんのイベントが開かれました。
 夏休みにまたがり行われた夏の動物園祭りでは、「サイさんさわらせてくだサイ」など、いつもより間近で動物を見たり触ったりするイベントや、「チンパンジーっとかんさつ」のように、担当飼育員による詳しい動物の解説など普段聞くことの出来ない話を聞くイベント、そして、「ホッキョクグマへのスイカと魚のプレゼント」のような、いつも以上にダイナミックな動物の姿を見られるお客さまだけでなく、おいしいものをもらえる動物にとってもうれしいイベントなど、様々な種類のイベントを行いました。今年は大変暑かったのですが、たくさんのお客様にご来園いただき、喜んでいただくことができました。これからはじまる秋の動物園祭りも、イベントがたくさんありますので、楽しみにしていてください。
 夏休みの小学生限定の特別企画サマースクールも行われました。動物園だからこそ学べるマニアックな授業を受けた後、高学年の子たちは飼育実習も行います。良いお天気に恵まれすぎて、どの子も汗ビッショリでしたが、最後まで元気な笑顔で楽しそうに動物園のお仕事をしてくれました。
 そして、お待たせしました!再整備のため、長らく実施できなかった夜の動物園が5年ぶりに復活しました。不安定な天気にもかかわらず、たくさんのお客様に足をお運びいただきました。動物だけでなく、灯りのためのオブジェや展望広場で行われたキャンドルナイトの幻想的な雰囲気も大好評で、お喜びいただいたようです。
 9月16日には、長寿動物表彰式で、アメリカバイソンのマックが表彰されました。マックは次の11月で22歳。人にたとえると60歳後半にもなるおじいちゃんです!!今年も暑かったけど、相変わらずどっしりと放飼場に座り込んで、リラックスするマックの姿がよく見られました。マックおじいちゃん、いつまでも元気でいてね。
 ちなみに、マックは、体重約800kg。一方で、7月9日に生まれたレッサーパンダの赤ちゃんは、生まれて2週間後のとき(初めての体重測定)200gだったそうです。そう!今年も日本平動物園で、レッサーパンダの赤ちゃんが誕生しました。お母さんは、3年前に当園で生まれたシー。お父さんは埼玉県こども動物自然公園からやってきたタクです。実は、シーのお母さんのナラが子育てが苦手だったため、シーは人の手で育ちました。でも、シーは、ちゃあんと赤ちゃんのお世話をしてくれています。このでっきぶらしが発行される頃には、そろそろ、赤ちゃんも皆さまとご対面できるくらいに大きくなっているはずです。そろそろ、涼しくなってきてお散歩の楽しい季節となりました。日本平動物園では、皆様のご来園を、古株のマックや新しく仲間入りしたレッサーパンダの赤ちゃんとともにお待ちしております。

飼育担当 中村 あゆみ

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