でっきぶらし(News Paper)

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今日はどんな一日になるかな!?

 みんなおはよう!私の一日はポニー舎の仲間たちに挨拶をすることから始まります。”ポニー舎の仲間たち”とはおばあちゃんポニーのポン、いたずらっこポニーのチェリー、やんちゃなウマのレベッカ、くいしんぼうなロバのゴンの4頭です。みなさんは、ウマとポニーの違いをご存知ですか?分類はどちらもウマなのですが、体高(地面から肩までの高さ)の違いによって2種類に分けられています。体高が147cm以下のウマをポニー、それより高いものをウマと言います。
 挨拶も早々に、決まった量の乾草をそれぞれの放飼場に準備します。その間、しっかりと待つことが出来るコ、待てずに「早く食べさせて~!」とアピールするコ、それぞれのしぐさに、1頭1頭の個性を感じます。そんな違いを発見できることが、楽しみの一つでもあります。準備が終わると、待ちに待ったご飯の時間です。軽快な足どりで寝室から放飼場に移動し、乾草を食べ始めます。ウマたちがご飯を食べている間に、先ほどまでウマたちがいた寝室を掃除します。飼育されている動物にとって、寝室は一日の中で一番長く過ごす場所です。その場所を衛生的に保つため、念入りにきれいにします。寝室の掃除を終えたら、今度はウマの体をきれいにします。まずは毛並みに沿ってブラッシングをします。寝室で寝転がったりすることでついてしまった敷材などを、念入りに落としていきます。次に、蹄(ひづめ)の裏堀りをします。蹄には凹凸があり、凹んだ部分に糞などが詰まってしまいます。それを、テッピという道具を使ってほじくり出します。裏堀りを行わないと、蹄の一部が腐って、蹄叉腐乱(人間で言う水虫のようなもの)という病気になってしまいます。そうならないように、手入れは毎日欠かさず行います。手入れが終わるころには、ウマたちもご飯を食べ終わっています。すべての作業が終わると、ウマたちを馬場に連れて行きます。全頭移動させたら、レベッカの調教が始まります。調教では、調馬索(飼育員が真ん中に立ち、その周りを円を描くように、ウマを走らせるトレーニング)を行います。なぜ調馬索をやるのかというと、適度な運動と飼育員の言うことを聞くようにするためです。ウマは人間の何倍もの体力があります。人が運動をしていないと体力が落ちていくのと同じです。ウマたちも毎日適度な運動をこなすことによって、体力の低下を防ぎ、健康を維持することができます。
 ふれあい動物園では土、日、祝日に乗馬を実施しています。現在は、主にレベッカが子供たちを乗せてくれています。ウマは音に敏感で、大きな音が鳴るとびっくりして走り出すことがあります。乗馬中にそんなことが起きてしまったらとても危険です。そんなときに、私たち飼育員の言うことを聞くようにしておけば、乗馬を安全に行うことができます。日々の調馬索とウマとのコミュニケーションが、子供たちの安全に繋がっているというわけです。
 調馬索が終わると、寝室に帰る時間まで馬場で自由に過ごします。日差しの暖かい日には、みんなお昼寝をします。座り込んでウトウト気持ちよさそうにしているのを見ると、とても癒されます。そんなのんびりした日もあれば、追いかけっこをしたり、ちょっかいをかけあったり、楽しそうに遊んだりする日もあります。
 平日は2:30ごろ、土、日、祝日は3:00ごろにウマたちは寝室に帰り、餌を食べます。時間がわかるのかな?と思うくらい、帰る時間が近づくとみんな一斉にソワソワし始めます。「早くおうちに帰ってご飯食べたいよ~」と、無言の圧力をかけられながらも、あわてず急がず、1頭ずつ馬場の入り口で再度ブラッシングと裏堀りをします。その後、お待ちかねのご飯の待つ寝室へ移動します。普段は「あまり歩きたくない!」と、引っ張っても動かない頑固なロバのゴンでさえ、早足で私たちを引っ張って寝室に帰っていきます。
 寝室に帰るところはお客さんにも間近で見ることができます。あっ!ウマが近くを通りますが、勢いよく近づいたり、ウマの後ろに立ったりしないでくださいね!蹴られてしまうことがあるのでとても危ないです。飼育員が「おウマさんが通りまーす」と言ってウマを引いていきますので、目の前を通るウマの後ろには気をつけてください。
 寝室に戻ったウマたちは一目散に濃厚飼料(ニンジン、リンゴを切ったもの)を食べ、それが終わると今度は乾草を食べます。寝室の前にはお客さんが通れる通路がありますので、ウマたちが帰ったあとも、寝室で餌を食べる姿はいつでも見ることが出来ます。
ウマたちが餌を食べている間、飼育員は放飼場を掃除します。それが終わると今度は馬場をならします。トンボを持ち、馬場をグルグル回って、みんなの足跡や、掘ったり飛び跳ねたりしてできたボコボコを平らにしていきます。どんなにきれいにならしても一日で元に戻ってしまうんですけどね。
 明日の快適な環境を整えたら、最後にみんなに挨拶をして、すべての電気を

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