《9月21日　アジアゾウ》

　まだまだ夏日が続く9月21日、アジアゾウのスポットガイドが行われました。晴天の日曜日ということもありますが、ゾウ舎の前はガイドの前から既にお客様でにぎわっていました。
　今回のスポットガイドでは、まず毎日行っているゾウのトレーニングが紹介されました。これはゾウの健康管理のために欠かせないもので、飼育員の号令に合わせて体の向きを変えたり、足を上げたり、1つ1つの動きに歓声があがりました。
　ガイド後には、10分ほどゾウの寝室が開放されました。寝室ではベテラン飼育員がエサや設備の解説を行い、見学を希望するお客様で長い列ができました。現在のゾウ舎は日本平動物園が開園した昭和44年に建てられたものですが、ゾウがいたずらをしないように扉やゲートには細かい突起物がついているなど、多くの工夫が見られます。実際に入ってみて初めて気づいたことも多かったのではないでしょうか。普段は見ることのできない裏側とあって、参加者からも多くの質問が寄せられ、盛況に終わったガイドでした。

飼育係　横山　卓志