233号(2016年12月)1ページ
『新しい仲間たち。』
ふれあい動物園に白いガチョウが2羽、アオボウシインコ1羽のオスが新しく入り、10月4日にヤギの子どもが1頭生まれました。はじめは、脚のちょっと悪い古株アヒル、その名もユゲルが新入りたちを率いて、毎朝外へ出舎していたのですが、だんだんと2羽がはばをきかせるようになってきているようです。今はお互いによい距離を保っているようですが、なかまが増えたのに、ユゲルが少しさびしそうに見えます。アオボウシインコはずっとメス1羽だったので、さみしかったのか、インコ舎一の仲良しペアになりました!メスの『ダンテ』に合わせて、イタリアの詩人ダンテの奥さんと同じ名前の『ジェンマ』と、新入りオスに名付けました。また、ヤギの子どもは元気いっぱい、放飼場とお客様のエリアを自由に行き来しています。今だけ『ヤギの赤ちゃんとのふれあい』として、お客様と一緒に写真をとったり、なでられたり、ちょっとしたイベントを行っています。小さい時期だけの特別イベントですので、かわいいうちに会いにきてくださいね。
熱帯鳥類館ではソリハシセイタカシギの子どもが展示室デビューしました。人に育てられたので、親たちに会うのは初めて。残念ながら、仲間だとみとめてもらえず追い払われてしまいました。今は、展示室の先輩たちの攻撃をさけるため、1羽だけ岩の上にのっています。親たちとほとんど変わらない外見ですが、まだまだ心は子どもで強気に出られないようです。ちょっとかわいそうですが、たくましく過ごしていますので、シギの子どもの孤高の戦いを応援してあげてください。ちなみにメスだそうです。
(飼育係 中村 あゆみ)