26号(1982年04月)1ページ
教育の場
最近、テレビ・本等で動物を取り上げたものが多くあり、子供たちも動物に関する、いろいろな知識を持つようになってきた。又、ほとんどの小学校では、ウサギ・モルモット・小鳥等を飼育し、動物を教育の中に取り入れている。これらの小学校動物園の状態を把握し、獣舎の設計、正しい動物の飼育方法を指導していくのも、動物園の役割ではないだろうか。
動物園でも、幼児を対象にした幼児教室、小学生を対象にしたサマースクール、一般(幼児から大人)を対象にした動物園スクール(友の会)等、社会教育の場として行っている。この他にも、写生大会、写真撮影大会、動物と一緒に記念撮影会も行っているが、まだ、動物園が教育の場として、やらなければならない事が、多くあるのではないだろうか。
全国の動物園としても、動物園教育研究会を年数回開催し、より充実した場にしようと努力している。
この“でっきぶらし”が少しでも、教育的役割をはたせたら幸いである。この他にも、園内雑誌・飼育研究集も現在製作中であり、他にも必要な資料を作り、市民が動物に関する知識を高める為に、これからも努力して、提供していくつもりである。