27号(1982年05月)7ページ
飼育係の集い 〜4月28日中部ブロック編 豊橋動物園で開催〜
(小野田祐典 藤沢誠)
4月28日、豊橋動物園の資料館で、“全国の飼育係の集い”の件につき、中部ブロックの仲間が集まり、話し合いをしました。集まった園館は、東山動物園、豊橋動物園、浜松動物園、日本モンキーセンター、日本平動物園の5園で17名でした。この集いは、昨年3月に京都動物園、天王寺動物園が主体になり発足しました。(発起人会・小野田飼育課長も出席)この集いの趣旨は、1人でも多くの飼育係と知り合い、より多くの資料、情報を交換し、知識、技術を向上させるためであります。任意の集まりでもありますので、当園では昨年の3月より全員の了解を得て、半数以上の人による積立てもしています。
11月には、第1回の集いが京都動物園で開催され、成功のうちに終わりました。当園からも2名参加し交流を深めてきました。
今回の豊橋動物園で開催された目的は、中部ブロックとしてこの全国の集いにいかに参加し、各園がどのように組織作りをしていったら良いか話し合われました。他園では、体制がしっかりできていない様子でしたが、これからも集いがあるたび積極的に参加していくとの事でした。
5月29日には、上野動物園で開園100周年の式典の最終日に、夜交流会を開く予定があります。この会は、飼育係だけの集いとはちょっと趣旨がちがうかもしれませんが、動物園に関係ある人々の集まりとなるので、意義ある会になると期待しています。当園からも、2名参加する予定でいますので、次号で紹介したいと思います。
今年の秋には、関西の動物園(京都動物園あるいは天王寺動物園)で開催してもらい、来年の春には、東山動物園で開催する予定です。東山動物園では、いつでも“全国飼育係の集い”が開催できる案も提出されました。集いを成功させる為に、来年の3月まで中部ブロックでは必要に応じて、話し合いを開きたいと考えています。
飼育係の集まりは、各ブロックごとの研究会しかなく、なかなか遠い動物園の飼育係の人達と交流を深めるチャンスがありませんでした。この集いが、飼育係同志のかけ橋となり、役立てば、これほど良い事はありません。