でっきぶらし(News Paper)

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子供動物園 小春日和 「にょろにょろのお出まし」

 暖かければ、ヘビも出てきます。子供動物園にヘビがいるなんて、変に思われるでしょうか。ガラス越しの部屋に何がいるのかと覗けば、三メートルはあるインドニシキヘビが二匹、ギャーッと悲鳴を聞くことも少なからずあります。
 見るだけでも嫌われるのに、わざわざ出すなんて一見無粋なサービスです。でも、ヘビは逆論的な人気を保っているチャンピオンです。恐いから、気持ち悪そうだから、かえって触りたい、触った感じはどうなんだろうか、そんな気持ちは思いの他強いものなのです。
 これも論より証拠。最初は遠巻きにしているお客様が、好奇心の強い誰かが触ると後はもみくちゃにならないまでも、距離はなくなってしまいます。
 「へえー、意外とさらさらしているのね」「かまない?おとなしいんだねa[」「ふうん、あったかいんだね。もっと冷たいかと思ったよ」とめいめいが思い思いの感想を述べ、ひとしきりの感心と感動にひたってゆかれます。

 
 これも

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