でっきぶらし(News Paper)

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春たけなわ動物園

4月8日(水)に日本平動物園の人気者レッサーパンダのクウ(♀)が甲府市遊亀公園附属動物園に出園しました。同動物園は、恩賜上野動物園、京都市動物園、大阪市天王寺動物園に次ぐ日本で4番目に古い動物園です。

クウはでっきぶらし184号で出産を紹介したように、子供動物園にいるシュウシュウとナラの子供で昨年7月3日当園生れ、人工保育で育てられました。

むこうに到着後のクウの様子は、旅の疲れで一日目は寝てばかりだったものの、2日目からは食欲も出て元気にしているという担当の方のお話でした。

当園のレッサーパンダの担当飼育員は、先方の飼育員の方が送ってくれた到着後のクウの写真を感慨深げにじっと眺めていたとか・・きっと娘さんをお嫁に出した父親の心境?だったのでしょうね。
遊亀公園附属動物園では他のレッサーパンダとともに人気者になることでしょう。
 
その遊亀公園附属動物園公園からはクウが旅立ったのと入れ違いでコモンマーモセットの♀がお嫁さんとしてやって来ました。動物病院でしばらく検疫したのち、当園のコモンマーモセットのシロ♂とお見合いをし、今は小型サル舎で2匹いっしょに住んでいます。仲がよさそうなので、今後の赤ちゃん誕生が楽しみです。

4月20日(月)には子供動物園でヤギのネネが出産しました。生れたのはメスの双子の赤ちゃんです。 生れるとすぐにお母さんヤギは子ヤギの体をなめてきれいにします。生れた2頭の赤ちゃんヤギは元気いっぱいで、すぐにお母さんのおっぱいをさがしていました。
 
先に生れたお姉さん子ヤギは白に茶色の斑点が散らばった体色、いっぽう妹の子ヤギは全体に薄茶色で背中に黒いすじが通っています。生れたときの体重は1.4kgでした。

公募で子ヤギの名前も決まりました。お姉さんヤギはミルク、妹ヤギはココアです。
ぜひ、子供動物園にかわいい子ヤギの姿を見に来てください。

いっぽうフライングケージの池ではカルガモの六つ子が育っています。この六つ子のお母さんカモは、地面で休む時にケージの金網にくっつくようにしていたので、いっしょに休んでいるひなたちがケージの外からいたずらカラスにつっつかれる危険がありました。

もし、カルガモのひながカラスにつかまったら大変です。そこで飼育員さんがちょうどカルガモ親子が休む場所に、目の細かい金網を張ってカラスのくちばしが入らないようにしてくれました。これでひと安心。カルガモきょうだいの成長した姿が楽しみです。


ゴールデンウィーク中には5月4日、5日の2日間、恒例のヒツジの毛刈りが行われました。2日目はあいにくの小雨もようの天気でしたが、無事毛刈り終了。初めてヒツジの毛刈り用バリカンを手にした来園者の子供たちも、なかなか上手に刈ることができたようです。

刈った羊毛の重さは一頭約2キロでした。これで夏に向かってヒツジたちもさっぱりした姿になって涼しくすごせそうです。

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