126号(1998年11月)11ページ
1998年をふりかえって◆マサイキリンのオスがアメリカからやってき
昨年のトップニュースは、なんといってもマサイキリンのオスの来園ではないでしょうか。当園でのキリンの飼育は、正直言ってそううまくいっている方ではありません。生まれても親が面倒を見てくれず、人工哺育になってしまったり、起立するときに脚を滑らせて、それが元で生涯関節炎で苦しめられたりと、いろいろ苦い思い出が我々の心の中に残っています。
だからこそ飼育には最善の方法をとろうという心構えが一層あります。
そうした気持ちで10月2日アメリカからオスを迎え入れました。長旅、日本に着いても検疫所での生活と、彼には不自由をかけてしまいましたが、これからは大事に育てていきたいと思っています。トッポをどうぞよろしくお願いいたします。