でっきぶらし(News Paper)

« 125号の8ページへ

実習を終えて

東京農業大学農学部 内藤裕紀子
 大学での学芸員の講義は、頭に詰め込むだけでしたが、日本平動物園での実習は、学芸員としての勉強以上のものを得たように思います。
 私が動物園の裏側で実習させていただいて、一番の発見は、来園者と動物園で働く方々の動物に対する感情の違いでした。私も今までは来園者のように短い時間でしか動物と接することができず、少ししか動物たちのことを感じとれていませんでした。しかし、動物園で働く方々は、動物1頭1頭を気にかけ、性格まで知り尽くしていました。
 実習を終え、私は日頃の飼育管理や学芸員的な活動を大切にして、短い時間で多くの人が多くの発見をできる動物園が理想だと感じました。
 実習中、園内の方々に大変お世話になり、とても楽しく過ごすことができました。充実した実習をさせていただくことができ、感謝しております。10日間どうもありがとうございました。

« 125号の8ページへ