178号(2007年10月)3ページ
【新しいお婿さん】
7月に、オオガラゴ(メス)広島市安佐動物公園より新しいお婿さんが来園しました。
非常におとなしいオスで、まだ、体の大きいメスのお尻に敷かれているようですが、早く新しい環境にも慣れて、かわいい子供達の誕生を期待したいです。
7月19日、釧路から来たハクトウワシ(オス)が、ハクトウワシ舎でメスとの同居を始めました。メスは6歳ですが、オスは1歳の幼鳥なので頭がまだ白くなっていません。3歳頃から頭部と尾が純白に変わっていきます。
魚を主食とするハクトウワシは、1960〜70年代に農薬DDTで汚染された魚を食べ体内に高濃度のDDTが蓄積され、軟卵などの殖異常により、数を減らしてしまいました。そのため、アメリカは1967年に米国絶滅危機種リストの絶滅危機に分類しました。
その後、順調な個体数の回復を受け、07年6月29日には米国絶滅危機種リストから完全に除外されました。