182号(2008年06月)3ページ
続、ムチャチャのつぶやき(取材編)
こんにちは、またまた登場しちゃいました、オオアリクイのムチャチャです。前回はダイエット(○○号参照)の話をしたけど今回は雑誌とテレビ取材の話をしちゃうわね。
先日、○イエンス・○インドウ(全国の小中学校、高校の先生向けに発行しているらしいの)て、ちょっとお堅い名前の雑誌の編集者と、作家の井上こみち先生(『犬が消えた日』や『飼育員になるには』を書いた先生なの、学校の図書館にあるかもよ)が一緒に動物園に取材に来たの。
なんでも私たち家族の特集をするらしいの、ダイエットしてますます女に磨きをかけた甲斐があったわ!こんなことならお化粧もしとけばよかった・・なんて。
取材は最初に私たち家族のディナーを見てもらったの、もちろんおしとやかに食べたわよ。それなのに“コックのおじさん”(別名:飼育員)が、「野生では前脚にある長い爪で地面やアリ塚を壊して長い顔(口吻)を入れて、さらに60cmも伸びる長い舌でアリやシロアリを舐めとります」なんて説明するのよ〜。
確かにそうだけど私はレディーなの、もっと気を使ってほしいわ!その後で私がエステ(マッサージ)をしてもらっているところを見てもらったの。数日後に原稿の校正刷りが届いたけどなかなかきれいに撮ってくれていたわ。
その翌々週くらいかしら、今度はテレビ局が取材に来たの、『T○Sの動物奇○天○』なんだけど、私のディナーをクイズにしたいってことで撮影に来たの、4名もスタッフが来園してちょっとビックリ、だって普段取材があってもせいぜい1〜2名だもん、この原稿が印刷されるころには、もう放送したと思うから見てくれた人もいるんじゃないかな。
さすがにアリやシロアリを用意して食べることは無理だから、動物園では代わりに鶏肉や牛レバー、ドックフードなどをミキサーにかけてお食事を作ってくれるの、その調理が珍しいらしくてクイズ用にあれこれ質問したり、材料を全部並べたりして一生懸命撮影していたわ、それにカメラマンの方はよっぽど動物が好きなのね、撮影中の笑顔が印象的だったの。
それにしても撮影中のコックのおじさんたらもう緊張しちゃって見ていられなかったわ(笑)。私が主役なのにね。と言うわけで取材はこんな様子だったの、私もちょっと緊張したけど結構面白かったわ、また取材を申し込まれたらどうしようかしら?これ以上有名になって芸能界からお呼びがかかってもこまるし、次回までに考えようっと、それじゃまだまだ話したいことがあるけどまたの機会にね。
(一応、雑誌名とテレビ会社の名前は伏せておきます。)