187号(2009年04月)2ページ
<たいらちゃん観光 シマウマの旅(後編)>
本日はたいらちゃん観光をご利用いただき誠にありがとうございます。ご乗車いただいたツアーは(シマウマトラックで行く動物園の早朝、堆肥の旅)、詳しくは、前編をご覧ください(185号参照、ホームページでも読めますよ)。
シマウマはクマ舎の裏手にやってきました(容器)。こちらからは見えませんが新猛獣舎建設工事のために、現在ジャガー夫婦のアラシ♂キコ♀、ピューマ夫婦のリンカーン♂エリザベス♀が仮住まいしています。
最初落ち着きの無かったアラシも今ではお気に入りの木の上でのんびり朝寝と決め込んでいます。7月にロシアのレニングラード動物園から来園したホッキョクグマのロッシーも静岡の環境に慣れて8月7日より愛くるしい姿を皆さんにお披露目しております。
来園当初50〜60kgだった体重も現在154kgと元気に育ち、やんちゃに遊ぶ仕草がお客様に好評です。
バーバーリーシープの(容器)を回収した後はバイソン舎に向かいます、前方左手にオランウータン舎が見えてきました。ちょうどジュン♂が朝ごはんを食べているようですね、手に持っているドンゴロス(麻袋)は食後の朝寝用でしょうか!
右手に見えてきたのが平成22年度オープンを予定している新猛獣舎工事現場です。完成後には先ほどのホッキョククマ、ジャガー、ピューマのほかに現在和歌山で南国気分を満喫中のアムールトラのトシ♂やナナ♀、新たに来園予定の動物などもいますので乞うご期待です。
左手に見えてきたのがバイソン舎です(容器)。お〜と!ちょうどマック♂が放飼場真ん中にあるタイヤで遊んでいます。時にはあの大きなタイヤ(大型トラック用です)を角で突き上げて上部にある鉄柱に引っ掛けてしまうこともあるほどですよ(驚)。
前方のゾウ舎では今から放飼場にゾウを出すための準備中ですね。飼育員さんが裏山から運んできた竹や、サツマイモやニンジンをあっちらこっちに置いています。かくれんぼしたおやつを探すのがゾウは大好きです。
室内では獣医さんと別の飼育員さんがダンボ♀やシャンティ♀にトレーニングをしていますね。日ごろから観察して体調の変化を見逃さないのが大事なのです(容器、ちなみに動物園で一番大量のうんちをするのがゾウさんです、2頭で毎日90?のポリ容器に3〜5杯します)。
シマウマはこれより上の池に向かいます。左手の山をご覧ください。たくさん植わっているのが夏みかんの木です、冬に結実しているところが雪国から来園したお客様に喜ばれると、植えたそうです。私たちも花や緑の少ない冬に黄色い実がつくと心が和みますね。
いよいよ終点、一番奥の池が見えてまいりました。この池では今年はじめてコブハクチョウの夫婦が子育てしました。春先に孵化したヒナは最初テニスボールほどの小ささで灰色の綿毛に包まれていました。夫婦で一生懸命育てているのが大好評でしたね。(喜)毎朝ごはんを食べに家族で優雅に泳いできます。
開園までの短い時間でしたがそろそろお別れの時間がやってきました。本日は皆様たいらちゃん観光をご利用いただきありがとうございました。又のご乗車をお待ちしております。お忘れ物の無いように、ガイドは私オオアリクイのムチャチャ、運転手はジャガーのアラシでした。
(実際には池の奥にある堆肥場で作業後に、空になったポリ容器を返しながら回収したルートを戻ります。動物の様子はその行き帰りの様子をまとめて書いてみました。早朝の動物園の雰囲気、少しは伝わったでしょうか?開園直後には同じような様子が見れるかもしれませんよ!)
(河村 茂保)