でっきぶらし(News Paper)

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≪実習だより≫実習を終えて 

 9月5日から9月9日の5日間、日本平動物園で研修をさせていただきました。
 初めの3日間は動物病院、残りの2日間はゾウ班で研修させていただきました。
 1日目、私は池ヶ谷さんと一緒に怪我の動物や、違法飼育で保護されている動物等の餌やりや掃除を行いました。餌はそれぞれの動物によって大きさや餌の種類が異なり、それをすべて覚えている池ヶ谷さんがとてもすごいと思いました。
 2日目は平野さんと一緒に行動させていただきました。1日目と仕事内容はほとんど一緒だったのですが、午後から怪我の動物の治療や保護された野生のたぬきの診察などがあり、私はそれを見学させていただきました。動物たちの怪我はとても痛々しく、体調が急変して酸素室に入る動物もいました。私はそれを見て、治療する獣医さんやその急変に気付く飼育員さんたちがとてもすごいと思いました。
 3日目も1日目と仕事内容はほとんど変わりませんでした。しかし、酸素室に入っていたレッサースローロリスが死んでしまったと聞き私はショックでした。死んでしまった動物はその日のうちに解剖され、その見学をさせていただきました。
 私はこの3日間で、動物病院はいつも違う動物が入院し、また、死んでしまう動物もいるといったことを目の前にして改めて命の尊さや動物の治療の大変さを知りました。この体験は沢山の種類の動物がいる動物園だからこそできたことだと思いました。
 4日目はゾウ班の児玉さんと行動させていただきました。主にゾウ、フライングケージ、バイソンの部屋の掃除と餌やりを行いました。途中、子供動物園で市川さんにレッサーパンダの哺乳を見せていただきました。普段、子牛の哺乳を行っていたため、それはとても興味のあるものでした。尿や便の出し方も見せていただき、レッサーパンダは自分で尿や便が出せないことを初めて知りました。
 5日目は諸星さんと行動させていただきました。主にゾウ、バイソン、キリンの部屋の掃除と餌やりを行いました。ゾウとキリンに関しては人と動物が近い距離で掃除を行ったため飼育員さんの指示をいつも以上に緊張して聞きました。佐野さんは、キリンのことについて色々教えてくださり、私の知らない事ばかりだったためとても勉強になりました。
 この5日間学校では決して学ぶことの出来ないことを沢山学ぶことが出来ました。担当ではなかった飼育員さんや獣医さんもとても優しく色々なこと教えてくださり、とても感謝しています。この動物園で学んだことはこれからの就職活動や研究などに是非活かしていけるものだと思いました。5日間という本当に短い間でしたが、色々体験させていただきありがとうございました。

帯広畜産大学 杉浦 淳美

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