264号(2022年02月)1ページ
三タマリン!
三タマとは、ラーメンの三玉ではなく・・当園ではサイ舎やバク舎の先にある小型サル舎にいる「タマ」がつくおサルです!その三タマの正体は、南米に生息しているワタボウシタマリン、アカテタマリン、エンペラータマリンになります。いずれも南米に生息しているので、冬は苦手で、外ではなく暖かい室内にいることが多いです。
2021年12月末現在、当園にはワタボウシタマリンが5頭・アカテタマリンが6頭・エンペラータマリンが1頭います。各々のタマリンには特徴があり、ワタボウシタマリンは綿の帽子を被っているように見えること、アカテタマリンは体の毛の色は黒で、手足の毛の色だけが赤くなっていること、エンペラータマリンは、口には長いひげが生えていて、ひげは肩幅より長く、ドイツの皇帝に似ていることがそれぞれの名前の由来です。この三タマが一同に見られる公社日本動物園水族館協会(JAZA)に加盟している園館では当園とあと1園、千葉市動物公園だけです。三タマの中でもエンペラータマリンは日本全国で当園と千葉市動物公園の2園、計雄3頭しかいません。
そんな貴重な三タマリンを素通りしたら、おっタマげーですのでぜひ注目して見てください。
(中根 建宜)