40号(1984年08月)7ページ
ペンギンがとぶ その6 フンボルトペンギンの来園
(松下憲行)
こんなことであたふたしている間に、探し求めていたフンボルトペンギンが、1羽ながらようやく購入された。何てことないペンギンと思っていたが、今は手に入れ辛いペンギンのひとつになってしまっている。とにかく1羽でも手に入れられたのは、幸いといえるかもしれない。
2週間ほどの検疫中、餌もよく食べ、まったく異常がないというので、貰い受けたのが6月4日。見合いもへったくれもなくいきなり池の中へドボン!これで終了。しばらくは、古参者、新参者、共に驚いてはいたが、殺し合うほどのケンカをする訳でなし、この辺はサルと違って全く楽でいい。