40号(1984年08月)8ページ
ペンギンがとぶ その6 ロッキーペアの産卵
(松下憲行)
前担当者より貰った資料から、今年はもう産卵することはないだろうと高を括っていると、6月14日にロッキー(人工育雛で育てられた個体で、その時の担当者が命名)ペアが産卵した。巣穴に砂が敷いてあったのは幸いだったが、素材など全く用意していなかったため、とにかく驚いた。
入梅したばかりで雨が心配なら、卵の下にあるのは砂だけで、それも心配。が、こうなってしまったのなら、そのままの状態で任せるしかない。後は運を天に任せるしかない。