30号(1982年11月)2ページ
動物大使 (その2) 〜中国編〜
昭和54年、荻野市長を団長とする総数79名が、西安市を訪問したさい、両国の友好親善を一層深める為に、動物交換の話しがまとまりました。本市からは、キリン、ダチョウを昭和55年6月に、河合助役を団長とする動物贈呈団が訪中し、無事送り届け西安市民の歓迎を受けました。
同年9月には、西安市動物贈呈団が来日し、中国の代表動物であるレッサーパンダ、ノガン、キンケイの3種10点が送られてきました。
その後、昭和56年8月2日にレッサーパンダのメス(安安)が敗血症により急死し、多くの日中友好を願う人達を悲しませてしまいました。西安市に、その旨の報告とお詫びを申し上げたところ“安安”の代りを送りますとの返事がありました。そして、今年の8月には、第2回動物贈呈団によってクロヒョウ、ダチョウ(メス)が西安市に渡され、10月8日にメスのレッサーパンダ、ベンガルヤマネコが張団長他2名によって運ばれてきました。
両国、両市の関係者の暖かい努力と理解により、友好親善が深まっていく事を願い、実現できたものと思います。今後は、大切な動物大使を立派に育て、2世誕生のため努力したいと思っています。