でっきぶらし(News Paper)

« 30号の4ページへ30号の6ページへ »

ワライカワセミ来園 〜動物商より預る〜

(八木智子)
ワライカワセミが4羽、10月2日に来園しました。皆さんは、この鳥の名前を1度は聞いたことがあると思います。
この鳥は、オーストラリアの東部、南部の森林地方に住んでいます。体長は40センチ、くちばしは太く、頭、頚部、腹面は白っぽく、額、背部、翼はこげ茶をしています。また翼の一部は空色をしています。想像できますか?
さて、この鳥はどんなものを食べると思いますか?大型の昆虫、カニ、ヘビ、トカゲ、カエル、小型哺乳類などを捕まえて、くちばしで、突いたり、木に打ちつけて殺してから食べるのです。動物園では、マウスとドジョウを与えています。1日1羽あたり、マウス2〜3匹、ドジョウ4〜5匹といったところです!
この鳥の特窒ヘ、なんといってもなき声でしょう。この4羽は、スイスのバーゼル動物園で繁殖した個体なので、最初からとても人間に慣れていました。けれどやはり違った場所にきた緊張のためか、1羽なき始めると一斉に4羽合潤Aそれを1日何回となくくりかえし、病院の部屋じゅう反響してうるさいこと!うるさいこと!
そうそうNHKの「みんなの歌」の中に“ワライカワセミに話すなヨォ〜ケララケラケラケケラケラとうるさいゾ”というメロディーがあること御存知ですか?
来園して1ヶ月がすぎ、熱帯鳥類館の新築工事の為に、同じ部屋に鳥達が引越してきました。そのおかげで、徐々におちついてきて、このごろでは朝と夕方に少し鳴く程度になりました。
皆様には来年の4月ごろ新しくできた熱帯鳥類館の一室で御覧いただけると思います。それまで楽しみにお待ち下さい。

« 30号の4ページへ30号の6ページへ »