何かしら、周囲があわただしくなり始めました。それもその筈、もう年の瀬。一年の区切りとしてけじめをつけよう。それに新年と共に新たな希望に向かおうとくれば、あわただしくなるのも無理からぬ話です。

　この”でっきぶらし”は、良母愚母・第三回（猛獣編）に始まり、途中に涙を飲んだ動物達や動物園の一年をはさみながらも、良母愚母の最終回でけじめよく終わろうとしています。書き始めてしばらくは何処でどう終えようか。かなり不安になりましたが、よくぞここまでこれたとの思いが素直な実感です。拙ない文の合間から、少しでも繁殖の悲喜こもごもを理解して頂けていれば幸いに思います。
　さて、次なるは新年と共に新たな主題。いつもいつも、今度はどんな題材で園内を一周してやろう、と考えて思いついたのが動物の食べ物です。良母愚母は、要するに繁殖動物ベスト１０の粘り直し。だったら、創刊号、飼料費ベスト１０（ワースト１０も含む）の粘り直しもあっていいでしょう。野生と飼育下の餌の違い、どんな餌をどんな風に食べているのか、そんなところを語れればと思います。良母愚母以後にも期待あれ！！