51号(1986年05月)2ページ
動物園の一年(後編)
五十回は、創刊する時に上げたアドバルーンです。途中、二度程お休みすることがありましたが、毎月発行しながらとにもかくにもここまでやってこれました。感慨深い気持ちになるのは否めません。
考えるに何がここまで続けさせたのでしょう。私たちの声を残したい、記録をきちんとした形で残しておきたい、ファンに語りかけたい等々、ひたむきな思いが思う以上に大きく強く働いたのでは・・・
ですが、年・月は着実に実績を積み重ねてくれるだけとは限りません。疲れが疲れを呼び、いつしか内容はワンパターン、単一化してゆきました。書き手が少なくなり固定化してしまった為です。
好評を博していた批評も、芳しいものでなくなってきているのも事実です。私たち編集メンバーの中でさえ、このまま続けることに大きな疑問の声が出ています。
しっかりとしたファンとして存在している友の会に意見や要望があって、それに対応でき得るだけの力量が編集する側にそなわっていた時のみ、続行が可能となるでしょう。