54号(1986年11月)14ページ
動物慰霊祭
9月21日の日曜日恒例の動物慰霊祭が実施されました。一般入園者の参加も今年で3年目を迎え、動物園職員、動物園友の会々員の方などあわせて約100名近い人が菊の献花をしてくれました。
今年の慰霊祭には、昭和60年9月1日〜61年8月31日の期間中に不幸にして病気や事故などで死亡した動物達68種97点の名簿が慰霊碑におさめられました。その動物の中でも、我々になじみの深い動物をあげてみますと、ナマケグマの雄が昨年9月下旬頃から元気がなくなり、各種の治療のかいもなく2ヶ月の闘病生活の末、癌性腹膜炎のため死亡しました。人工哺育で手塩にかけて育てられたマサイキリンの雌のあや子も今年2月に2才半という短かい期間で死亡してしまいました。これらの死亡していった動物達のためにも、現在飼育している動物達をだいじにしていきましょう。