91号(1993年01月)4ページ
獣医さん大忙し
獣医の忙しそうな姿が目につきます。あっちへちょこちょこ、向こうへせかせか、もうちょっとのんびりやればとも思いますが、広い園内を二人でとなればそうも参らぬでしょう。
忙しそうな姿が目につくのには、ちょっと訳があります。実は今、動物病院がないのです。「えっ、そんな馬鹿な」と驚かないで下さい。建て替えの工事中なのです。
そんな訳で、今はあちこちへ保護動物や治療中の動物を分散させて居候中で、その最も主な場所がサイ舎です。獣医がそこに控えているだけでなく、主な治療もここで行なっています。
そこは私が担当している獣舎のすぐ隣りでもあり、サイ舎は私の代番(担当者が休んだ際の代わり)で作業する場所でもあります。獣医が動き回る姿がいやでも目に入るだけでなく、今まで以上に身近に感じられるようになっています。