でっきぶらし(News Paper)

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ユキヒョウ 初登場

 オオアリクイのボニートが神戸へ旅立ったその日、入れ替わりという訳ではないのですが、名古屋の東山動物園からユキヒョウがやって来ました。ユキヒョウは中央アジアの高山地帯に住むネコ科の動物で、暑さよりも寒さに強い性質です。ですから新しい環境に馴れるには寒くなる季節が良いだろうということでこの時期に来園した訳です。
 やって来たのは1才半になる雄です。日本平動物園でユキヒョウを飼育するのは初めてなので、まずは雄一頭に住んでもらい、ユキヒョウにとってより住み良い環境条件を調べた上で雌に来てもらおうかと計画しています。年中温暖な静岡の気候をユキヒョウがどう感じるか、体調を崩さないか、多少の不安はありますが、名古屋で生まれ育った個体ですからまず問題ないものと思います。
 ユキヒョウもやはり非常に珍しい動物の一種です。みなさんぜひ見に来て下さい。そしてどうか末永くかわいがってやって下さい。
(高見一利)

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