でっきぶらし(News Paper)

« 95号の9ページへ95号の11ページへ »

幼児動物教室【ヤギに餌を与える】

 分かれたもう一班は、持参したキャベツを適当に切ってもらってヤギに与えています。手のひらに堂々とのっけて与える子、更に細かくちぎって与える子、出したり引っ込めたりしている子、表情も与え方も実に様々です。
 出したり引っ込めたりするのは、やはりかまれるのではとの恐さがつきまとっているようです。上の歯、いわゆる上側の門歯は生えていないとの説明を受けて、かまれる心配はないと分かって安心して与える子がいる反面、それでも恐くて手から与えられず投げてしまう子もいます。
 七〜八分ぐらいで、そんなこんなの賑やかさの中でバケツ一杯のキャベツはヤギの胃袋の中に消えてゆきます。ヤギにすれば思わぬおやつ、幼児動物教室様々でしょう。
 この時、時々あれっと思うことがあります。見ての通りの面白さです。他園の幼児や一般客の子が、どさくさにまぎれて一緒になって与えて楽しんでいることがあるのです。これもご愛嬌でしょう。

« 95号の9ページへ95号の11ページへ »