96号(1993年11月)1ページ
シロガオサキに年末二回目の赤ちゃん誕生
暮れもおしせまった十二月三十日にシロガオサキの赤ちゃんが生まれました。
「シロガオサキってどんな動物?」という質問がまずされそうなので、この動物の説明を先にします。
シロガオサキは、南米に生息するオマキザルの仲間で、オスは全身が真黒で、黒い鼻づらをとりまく部分だけが、白いマスクをしたような短い密なクリーム色がかった毛をしています。そしてメスの体毛は黒っぽいかっ色をしてますから、一目で性別がわかります。
シロガオサキの当園での初めての繁殖は、昨年の二月十九日でしたから、なんと一年に二回出産が見られたわけです。
子供は、母親のお腹や背中にしがみついています。母親の体毛が長いので、子はその毛の中にもぐりこんでいますから、よく注意してみて下さい。黒っぽい尾が小さく丸まって毛の間から見えていますから、まず尾をみつけてから、そのまわりを見れば、子供がどこにいるかわかると思います。
シロガオサキは、子供動物園横の小型サル舎にいますので、御覧下さい。