96号(1993年11月)3ページ
シルバーマ−モセット来園
シルバーマーモセットのオス一頭とメス一頭が、十二月十五日に来園しました。シルバーマーモセットもシロガオサキ同様南米に生息する小型のサル(キヌザル科の仲間)です。
十年ほど前にもシルバーマーモセットを飼育したことがありますが、その固体の体毛は全身、シルバーというより、やや金色がかっており、尾だけ黒っぽい色をしていました。そのペアからは、三回計四頭繁殖しました。しかし残念ながら四頭は育たず、二頭しか成育できませんでした。
今回来園した固体は、三宅主幹によれば「これが、ほんとうのシルバーマーモセット」とのことで、耳には毛がなく、胴体は、シルバー、毛は黒色をしています。樹木の間から現われると、太陽に照らさせ、シルバーがより美しくかがやいて見えます。
オスは、一九八九年イギリス生まれ、メスは一九九二年アメリカ生まれということですから、果たしてこの国際結高ヘうまくいくかどうか、これからが楽しみです。