180号(2008年02月)3ページ
【新しい仲間たち】
12月11日、チュウゴクワニトカゲが3頭来園しました。野生の個体数が減少している希少動物で、ワシントン条約違反の密輸により持ち込まれ、空港税関で保護された個体です。
チュウゴクワニトカゲは中国南部の渓流付近に生息し、昆虫、ミミズ、小魚などを主食にしていて、ごつごつした姿がワニに似ています。乱獲などで個体数が減り、ワシントン条約(正式名称は、「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」)でも取引が厳しく規制されていますが、残念ながら物珍しさから密輸入が後を絶ちません。
12月20日、飯田市立動物園よりミーアキャットのオス1頭とキンケイのメス1羽が来園しました。
12月18日に、ミーアキャットのオスが老衰のため死亡してしまい、すっかり元気をなくしていたメスですが、若いオス(1歳)がやってきて途端に元気になりました。すぐに仲良く寄り添っている様子も見られたので、かわいい赤ちゃんの誕生を期待したいです。
11月に高岡古城公園動物園よりキンケイがペアで来園しましたが、新たにメス1羽が仲間に加わりました。今では、新しい放飼場にも慣れてよく動き回っている姿を見ることができます。