飼育日誌

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【ブログ】レッサーパンダ、シーの厄払いと家族への追悼


 シーは現在、息子のヤマトと共にレッサーパンダ飼育棟で生活しています。
昨年12月、息子のタケルと父親のシュウシュウ。そして先日、広島安佐動物公園にお嫁に行った双子の妹、ミウが亡くなったと知らせがありました。

 シーはとても愛情が深い子のようで、タケルが亡くなる前日、様子がおかしいので獣医さんに診てもらおうと飼育員がタケルを捕まえた瞬間、飛び起きて猛然と追いかけてきました。そして亡くなった後はタケルの分までヤマトに愛情を注いでいます。娘のミホとマツバの時も大変過保護で、逆に見ているこっちがハラハラする場面も多かったようです。
 また、シー、ミウ、シュウシュウは仲の良い親子だったようです。3頭が同じ展示場にいる写真が数多く残っていました。
 シュウシュウは亡くなる前の1週間程度、シーの筋向いの寝室で生活していました。亡くなる2日前には展示場でシーとヤマトにも会っています。なのでシーはお父さんが亡くなったことを理解しているかもしれません。

 これ以上不幸が続かないことと、タケル、シュウシュウ、ミウへの追悼をこめて一筆書かせていただきました。また、タケル、シュウシュウの献花台には多くのお花やお供え物、メッセージが寄せられ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。タケル、シュウシュウも天国で喜んでいることと思います。

 今年誕生したミウの双子の子供、「キク」と「マル」は元気に暮らしているそうです。シー、シュウシュウ、ヤマトとどこか似ているところがあるかもしれませんね。広島に行かれる際はぜひ会いに行ってあげてください。

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