2017.01.15
【ブログ】ジャガー舎につららが・・・!
先週の日曜日は静岡もかなり冷え込みました。
前日は風花が舞い(山の雪が風に運ばれて、晴れているのに細かい雪がちらつく現象です)、
なんとこの日はジャガー舎の中につららが・・・!!
めったに見ることがないであろうつららに対して、
ジャガーのアラシは何の関心も示さず近づきもしませんでしたけれども。
このつららができている部分は、もともと池の水を足すために、
水がポタポタ落ちる構造になっています。
だから、ほかの場所に比べてつららができやすかったのだと思います。
仕事終了後に
「静岡では珍しいねえ。子どもが見たら喜ぶだろうねえ。」
と言われるまで気づかなかったのですが、
静岡でつららはとても珍しいものなんだそうです。
(東北にいた私は風花のほうが珍しかったのですが。)
今日はお子様の来園が多かったので、もっとアピールしておけばよかったです。
動物園は完全屋内ではないので、冬は寒く、夏は暑く、
どうしてもこの季節にはお客様が減ってしまいますけれども、
四季折々の自然の変化をみることのできる場所でもあります。
寒いから動物園へ行くのは暖かくなってから・・・、ではなく、
寒くても冬らしさを感じられてよかった、と思ってもらえるよう
次のつららの時は、もうちょっとアピールしたいと思います。
最後になりますが、一見何の違和感もなく自然に見えるこの写真、
アマゾンのジャングルに棲むジャガー と 冬の名物 つらら
この組み合わせは実とはとても不自然なんです。
(ジャングルは暖かいところですからね。)
自然木に見える、擬木(人の作った偽物の木)の中にヒーターが入っているので、
この寒さでも、ジャガーを外に出すことができるのです。
動物園ならではの光景だったりします。
最近は、ジャガーを早くお部屋に入れて、トラを最後にお部屋に入れています。
(日本平動物園のトラは寒さにつよいアムールトラです)
願わくば、そんなちょっとした順番の違いに気づいて、
そこから動物たちの生息環境にも思いをはせてもらえるほど
遊びに来ていただけたらと思います。