2017.07.04
【ブログ】レッサーパンダ・ホーマーの育児日記⓶
ホーマーの出産・育児に関する様々な出来事をお伝えするブログ第二弾。
第二回目は、出産後1週間の様子をお伝えします。
一般的に出産後1週間ほどは、育児放棄や母親のお乳が出ていないなどの理由で、
赤ちゃんが衰弱したり死亡したりする確率がとても高い期間です。
飼育担当者も、ホーマーにストレスを与えないよう、
掃除を控えたり、大きな物音をたてないよう、細心の注意を払って見守りました。
幸いにも、ホーマーは過去にも出産・子育ての経験があり、
とても落ち着いた様子で仔育てを頑張ってくれています(写真①)。
少しずつホーマーの休息時間も長くなり、
赤ちゃんが眠ったり落ち着いている隙に巣箱から出て、
エサを食べたり、お気に入りの場所でゆっくり休むようになりました。
休息時間は出産前と同じくらいにまで戻ってきていますが、
1回当たりの休息時間はまだ短めで、長時間連続で休むことはあまりありません。
やっと休めたと思ったら、赤ちゃんが予想外の動きをして起こされてしまうこともしばしば…(写真②)。
仔育ての大変さがうかがえます。
そんなホーマーの愛情を受け、赤ちゃんの体はどんどん大きくなってきているように感じます(写真③)。
まるまる?むちむち…?そんな感じでしょうか。
実は、この日記を書いている飼育担当者ですら、
まだ一度も赤ちゃんを直接見ていません(もちろん触れてもいません)。
出産後の母仔はとてもデリケートなので、
巣箱に取り付けた赤外線カメラで撮影した映像をモニターで見て、観察・記録している状態なのです。
生後2~3週間が経ち、母仔の状態が落ち着いていれば、
赤ちゃんにとって初めての身体検査を行う予定です。
その時が赤ちゃんとの初対面。今からドキドキします。
つづく。