2018.01.20
【ブログ】レッサーパンダ タクとシーの同居を開始しました
冬はレッサーパンダにとって恋の季節です♡
レッサーパンダはオスもメスも自分のなわばりを持ち単独で生活しますが、
繁殖期である冬になると、オスもメスも出会いを求めて活動範囲を広げます。
日本の動物園では、1月から4月ごろにかけて
繁殖を目指すオスとメスで同居を試みる場合が多いようです。
しかし、繁殖期だからと言って適当にオスとメスを一緒にすれば良いわけでありません。
血統登録簿(日本中のレッサーパンダの戸籍台帳のようなもの)を見ながら、
血縁や、子孫を残せているかどうかなどを考慮して、毎年ペアを組むオスとメスを決めます。
日本平動物園では今年、タク(オス・7歳)とシー(メス・7歳)、
縞縞(オス・2歳)とホーマー(メス・5歳)のWペアで繁殖を目指すことになり、
本日より、レッサーパンダ飼育棟でタクとシーの同居を開始しました。
同居中は、オスとメスの駆け引きが見られたり、鳴き声が聞けたりと、
個体それぞれの普段とは違った一面が垣間見れます。
同居は早朝~午前を中心に行う予定ですが、
天候や個体の状況によっては、同居を中止する場合もありますのでご了承ください。
※縞縞とホーマーのペアは、まだ同居に向けてお見合いをしている段階ですので、
準備が整うまでもうしばらくお待ちください。