暑い日が続いております。
サルたちは比較的暑さに強いですが、さすがに夏バテ気味です。
あ、夏バテ気味なのは大人たちで、子ザルたちは元気ですよ。
大人たちの何倍も動いてるのに全くバテませんね。不思議です。
おかげでこんな写真ばかり取れます。（写真①②）
やんちゃ娘筆頭のサマンサ（マンドリル）とユッシー（ブラッザグエノン）です。
絶対レンズ触りに来ます。元気で何より。


さて、寝室すら暑いサルたちに少しでも涼しく過ごしてもらうため、
飼育員は掃除が終わった後に1頭につき1個ずつを目安に氷をあげています。(写真③)
この氷は100%リンゴジュースをかなり薄めたものです。
ただの氷だと食べないし、人の飲み物そのままは甘すぎるので妥協案です。

「目安」というのはサルたちの序列で、強い個体が独り占めしてしまう事もあるからです。
しかし、ここで弱い個体が無理をして取りに来ると、大喧嘩になるので難しいところです。
弱い個体が「どうしても欲しい！」って雰囲気のときは多めに入れてあげるし、
「そこまででもない」ってときは無理せず立ち去ります。
喧嘩が無いのがサルにとっても一番ですので。

特に夏バテがひどいのがアビシニアコロブスの大人たちです。
コロブスに氷はあまりお腹によくないので、すこしだけ。
まだ小さいピンは氷が口に入らないし、片手で持てるサイズでもないので、
飼育員に持ってもらって舐める、という方法を編み出したようです。
飼育員の手はべとべとになりますが、かわいいので許す。（Twitter動画）


ちなみにピンの真下には父・ロンがいます。
ピンの食べ残しはパパのお腹にはいります。