南米で最も謎多きサル
ヒゲサキ
哺乳綱 霊長目 オマキザル科
日本平動物園では
【展示】
♂チャパティ 2017年11月29日当園生まれ
【バックヤード(非公開)】
♀キーマ 2006年3月14日来園
現在、小型サル舎で1頭を展示し、バックヤードも含めて計2頭を飼育しています。
日本平動物園では2006年よりヒゲサキの飼育を開始し、翌2007年に赤ちゃんが誕生しました。
ヒゲサキの繁殖は国内初の快挙で、繁殖賞を受賞しました。
一般的には
【生息地】
ブラジル、ベネズエラなど
【食べ物】
(自然)果実、種子、花、葉、虫など
(動物園)リンゴ、ブドウ、バナナ、オレンジ、煮ニンジン、煮サツマイモ、キャベツ、
トマト、茹でた大豆、ピーナッツ、ひまわりの種、木の葉、サルペレットなど
【大きさ】
体長:35~45cm 体重:2.5~3kg 尾長:30~40cm
【寿 命】
15~20年(推定) 性成熟:生後3年頃
【生息数】
詳細は不明。開発による生息地の消失や、採集や狩猟によって数を減らしていると考えられている。
【形 態】
頭の上に左右に盛り上がった冠毛、立派なあごひげをもち、体と同じ長さのふっくらとした尾が特徴。
【生 態】
・熱帯雨林の高所を好むが、一次熱帯林の高所や低所、サバンナのような森など、様々な森を利用する。
・複数の雌雄からなる群れで暮らし、時に30~40頭もの群れを形成することもある。
・種子や果物を好み、種子が食事成分の高い割合を占める。
・アゴの力は非常に強く、固い木の実なども割って食べ、種を食べるために適応した歯を持っている。
・繁殖や子育てなどについては不明な点も多く、「南米で最も謎多きサル」と呼ばれることもある。
飼育日誌より
2023.01.17
ヒゲサキ 新しい寝室の止まり木をたくさんかじっていた。
2022.11.29
ヒゲサキ チャパティ(♂)本日5歳の誕生日。栗を与える。
2022.11.22
ヒゲサキ クミン(♂)クルミと栗を与える。クルミは少し食べて放置した後で食べていた。
2022.10.28
ヒゲサキ クミン(♂)チャパティ(♂)栗を与える。
2018.12.26
クロヒゲサキ キーマ(♀)腹回りやや大きい。横に出ている感じ。