上空から骨やカメを落として割って食べる
ヒゲワシ
鳥綱 タカ目 タカ科
日本平動物園では
現在、1羽を飼育しています。ヨーロッパ、北アフリカでの野生のヒゲワシは数が減り大変貴重な鳥です。日本で見られるのは当園だけです。
時々、お気に入りの楕円形の石を大事そうにくわえています。これは、野生では高いところから骨を落として割って食べる習性があるためです。
一般的には
【生息地】
チベット・インド・アフリカ・南ヨーロッパの高山
【食べ物】
(自然)主に死んだ動物。骨髄を好んで食べる。
(動物園)鶏頭、馬肉、イワシ
【大きさ】
全長:95~120cm(翼開長250~280cm) 体重:4.5~7kg
【寿 命】
飼育状態で40年くらい
【生息数】
南ヨーロッパには数百羽。アジア、アフリカに広く生息
【特 徴】
ハゲタカの仲間だが、禿げてない。クチバシの近くにヒゲのような毛が生えている。
【生 態】
骨の髄を好み、高いところから落として骨を割って食べる。ネズミやウサギ、カメなど生きた小動物を捕食することもある。冬場、絶壁に産卵、3~4ヶ月で巣立ち、5~6年で大人に。子育て中に鋭い口笛のような声を出す以外は鳴かない。
飼育日誌より
2024.08.11
ヒゲワシ クリッパー(♀)自分の羽根をくわえている。
2024.07.15
ヒゲワシ クリッパー(♀)採食良好。骨すら残さず完食。
2023.11.12
ヒゲワシ クリッパー(♀)朝から洞の上にいる。給餌の際は降りてくる。日中は地上に降りている。
2023.10.18
ヒゲワシ クリッパー(♀)来園者前の止まり木にいる時間長い。
2023.05.16
ヒゲワシ クリッパー(♀)手前の止まり木も利用している。