白黒のマントで樹上を飛び回る神の使い
アビシニアコロブス
哺乳綱 霊長目 オナガザル科
日本平動物園では
♀ クレイオ (2011年上野動物園生まれ、2017年来園)
♂ フー (2021年当園生まれ、ロンとクレイオの第2子)
樹上性のサルなので木の上で寝るのが得意です。背中から尾にかけての長い毛がとてもきれいで魅力的です。
木の上で太陽に照らされる姿が、お祈りをしているようにみえるため、現地では「神の使い」とも言われています。
餌の好みがはっきりしていて、園内で唯一ジャガイモを食べています。
2021年10月31日にオスのロンが亡くなりました。
2022年11月22日にオスのピンが日本モンキーセンターへ出園しました。
現在2頭の家族で暮らしています。
一般的には
【生息地】
中央アフリカ(ナイジェリア、エチオピア、ケニアなど)
【食べ物】
(自然)若葉、季節により堅い葉、果実、花
(動物園)木の葉、葉物野菜(キャベツ、白菜、小松菜など)、煮人参、サツマイモ、大豆、煮干、バナナの皮、ジャガイモ
【大きさ】
頭胴長:40~70cm(オスメス差はなし)
尾長:80cm
【寿 命】
20~25年
【特 徴】
黒と白のコントラストが美しいサル。
葉を主食とし(リーフイーター)、胃が3つに分かれている。
前肢は親指が退化し4本指、後肢は5本指。
産まれたばかりの赤ちゃんは全身が真っ白な毛で覆われている。
【生 態】
森の中層から樹冠にかけて棲む樹上性。
10~15頭の母系の群れを作り、オスは1頭。
天敵はワシ、チンパンジー、ヒョウ。
飼育日誌より
2024.11.12
アビシニアコロブス カエデ、ネズミモチ、バナナの葉、クリ、シラカシを給餌。よく食べる。
2024.10.01
アビシニアコロブス クレイオ(♀)フー(♂)フーがたくさんジャガイモをもらっているのを見て、クレイオがフーの頭をたたく。フー、興奮して暴れまわり、シシオザルをにらみつける。
2024.05.22
クレイオ(♀)フー(♂)クワ、サクラ、ネズミモチ、ドクダミを与える。
2023.03.21
アビシニアコロブス チンパンジーの糞が放飼場に飛んできている。
2022.11.11
アビシニアコロブス ピン(♂)4歳の誕生日おめでとう!昼、写真や動画を撮影していると、相変わらず手を出してきてカメラや飼育係をたたく。